どなたにも安心してお使いいただけるネイルであること。そのために「素材選び」からこだわるのがわたしたちの信念です。原料は人体への影響を十分に考慮し、安全性の高いものをセレクトしています。
ジェルネイルの骨格部分。「Sofirah」で使用される主成分の樹脂は原料業者と協力し、オリジナルの合成樹脂を製造しています。その中から、接着性・持続性・透明性・光沢など求められる性能に合わせて、数種類を使い分けています。
色の素となる顔料は水や油に入れても溶けないので、細かい粒子状にして均一に混ぜることで樹脂を着色します。顔料は染料と異なり微粒子として残っているので、皮膚組織に浸透せず、肌や爪に対して色素沈着が起こりにくいのが特徴です。
ジェルの表面をなめらかにしてレベリング性を良くしたり、顔料の沈降を防止したり、耐光性を高めたりと、ジェルネイルを高機能化させることができます。
「Sofirah」は独自の品質管理体制のもとに、出荷前検査はもちろんのこと、製造の各工程において徹底した検査をおこなっています。製造に携わる全員が高い品質管理意識を持つことで、信頼できる製品をお客様へご提供します。
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技術が、厳選した顔料、樹脂、添加剤を混ぜ合わせて標準色をつくります。樹脂ひとつとっても光沢や接着性などテクスチャーに違いがあり、用途に合わせて材料の配合を少しずつ変えながら理想のものに仕上げていきます。
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標準色を調色室で組み合わせることで、理想通りの絶妙なカラーを再現していきます。このときに透明なジェルも一緒に調合することで粘度も調整します。
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ある程度混ぜ合わせたら、次は混合室へ。調色し終わったジェルを撹拌機にかけて均等に混ぜ合わせます。おおよそ3分間撹拌すると、きれいでなめらかな仕上がりになります。
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正しい色ができたか、合否判定は色を数値化する色彩色差計でおこないます。さらに調合した色と基準色を刷り比べ、人の目でも確認します。ほかにもUV照射器や粘度測定器を使って、各種検査を実施します。
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できあがったカラージェルは脱泡作業を経て、充填機で容器に入れられます。決められた分量を測定しながらの作業は、正確さと慎重さが求められます。一つひとつ手作業でていねいに充填していきます。
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充填が完了した容器にラベルを貼っていくのもすべて手作業。製品一つひとつの見た目の美しさに影響が出てくる工程なので、気が抜けません。スピードとていねいさを両立する熟練の技が光ります。
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ジェルが充填された容器は、測定・印字ラインへと運ばれます。内容量が正しく充填されているかを測定し、問題のない製品は、最終的に容器の底にロットの印刷をおこないます。ようやく商品の完成です。
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すべての工程を終え完成したジェルを、人の手で一つひとつていねいに箱詰め。同時に人の目で製品の最終チェックを行っています。細かい部分まで確認し、皆さんの元へお届けしています。
たくさんの人の手を経由しなければ、「Sofirah」は完成しません。基本となる素材を調合する人、鮮やかな色を調色する人、製品の管理をする人……。それらつくり手の、熟練した技とたゆまぬ努力の結晶でできています。
技術
小堤 慶平
調色
坂本 英二
製造
白石 敦子